후리가나로 읽는 일본 고전
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じんぞうにんげんエフし
人造人間エフ氏
海野 十三
海野 十三의 人造人間エフ氏(じんぞうにんげんエフし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 53,879자 · 109화면
その機械人形は、歩くたびにギリギリギリと歯車の音をたて、そしてときどき石油缶のような首をふり、ポストの入口のような唇のあいだから、
「うーう、みなさん。僕はロボットです。この町へ引越してきました。どうぞよろしく」
と、ラジオのようなとほうもない大きな声で喋ったものであった。そして道々いくどもおなじことを喋りちらしながら、坂道をのぼりきって、あのお寺の跡へ姿を消した。そのとき傍についていたイワノフ博士の得意そうな顔ったらなかったそうである。それからこっちへ十年の歳月がながれた。
イワノフ博士の研究はいよいよすすみ、今では機械人形とはいわず、人造人間とよぶようになったほど、りっぱなものができるようになった。
だが、ちかごろ博士は、もう前のように人造人間を町の人々に見せたがらなくなった。ただ申しわけのように、年に一度、それは白い李の花の咲きほころぶ春、お寺の門をひらいて、町の人々を庭園に自由に出入させ、そして機械でうごく人形や馬や犬などを庭園に出して、見物させるのであった。きょうはその年にたった一度の、人造人間デーであった。庭園の中には、町の人々がいっぱい押しかけ、めずらしいものを見ようとおしあっている。