후리가나로 읽는 일본 고전
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じんぞうにんげんエフし
人造人間エフ氏
海野 十三
海野 十三의 人造人間エフ氏(じんぞうにんげんエフし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 53,879자 · 109화면
おいおい、わしゃ、こんなさびしい山の中はきらいじゃよ」
正太は、それに耳をかさず、どんどんと山をのぼっていく。妹をすくいだしたい一心だ。
大辻もたのみにならなければ、大木老人などを追いかけている帆村探偵も、さらに役に立たない。そのうちに、見上げるような大きな巌が正太の行手をふさいだ。
「あっ、大きな巌だなあ」人造人間エフ氏の足あとは、その巌の前で消えてしまっている。側の道は右へ曲っているが、ここには人造人間の足あとはなかった。
「へんだなあ」見上げると、人間の背丈の四五倍もあるような大岩石だった。人造人間はこの巌のなかに入ったらしく思えるが、こんなかたい岩のなかにどうして入れようぞ。
「どうもふしぎだ」正太は、巌のまわりを見まわした。そこには雑草がしげっている。まさかと思ったが、もしや人造人間がこの雑草づたいに巌のうしろへまわったのではないかと思い、草を踏んで巌の横手へまわった。すると、彼は、たいへんなものを発見した。
「あっ、誰か倒れている」
背広服を着た男が、うつむけになって倒れていた。誰かしらと思って、正太は傍へかけより、倒れている男の肩に手をかけようとして、はっと胸をつかれた。