일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

にんげんレコード

人間レコード

夢野 久作

夢野 久作의 人間レコード(にんげんレコード)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,936자 · 20화면

아오조라 문고

ピストルを持つ毛ムクジャラの大使の腕に両手で縋り付いて喚めいた。

「ト……飛んでもない。わ……私は人間レコードです。ど……どうしてメッセージの内容を……知っておりましょう」

「黙れ。知っていたに違いない。それを知らぬふりをして日本に売ったに違いない。タッタ一人残っている日本人の連絡係の名前と一緒に……」

「ワッ……」

と云うなり老人は宙を飛んで扉の方へ逃げ出したが、その両手がまだ扉へ触れない中に高く空間に揚がった。キリキリと二三回回転して床の上に倒れた。扉の表面に赤い血の火花を焦げ附かしたまま……。

その扉が向うから開いて大使夫人が半分顔を出した。モジャモジャした金髪の下から青い瞳と、真赤な唇をポカンと開いて見せた。大使は慌ててまだ煙の出ているピストルを尻のポケットに押込んだ。

「まあ。どうしたの。アンタ」

「ナアニ。レコードを一枚壊したダケだよ。ハッハッハ」

ちょうどその頃、東京駅入口階上の食堂の片隅で、若い海軍軍医と中学生が紅茶を啜っていた。

ゴチャゴチャと出入りする人の足音や、皿小鉢の触れ合う音に紛れて二人は仲よく囁き合っているが、よく見ると、それは昨夜の富士列車に居た青年ボーイと少年ボーイであった。