후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
にんげんさんすいずまき
人間山水図巻
吉川 英治
吉川 英治의 人間山水図巻(にんげんさんすいずまき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,343자 · 21화면
だがそれから、大行山の山寨に、百日ほども同居しているうちに、そんな自覚は持った覚えもないような野人にまで、彼自身も成っていた。つまり蕭照もいつのまにか、平気で旅人を掠め、里に降りては風の如く、人家を荒して去る盗賊の一箇になりきってしまったのである。
ところがその後間もなく、頭の夏駿が、強い旅客に出合って、旅客のために、反対に斬り殺されてしまったのである。前身が前身だけに、そこで自然、蕭照が次の頭にあがめられていた。
こうなると彼も今はもう大行山中の大盗の頭目として、悪業の足を洗うことはできなかった。いや真面目な業に帰ろうなどとは思ってみることもなくなった。
と、或る年の夏。山寨の下の古寺から、手下共が、ひとりの旅人を捕まえて引っぱって来た。
『なんだ、こんな薄汚ねえ老いぼれを』
蕭照は、張合いのない顔をした。下の山寺は、ともかく屋根や荒壁はあるので、山中の旅人がよく雨露をしのぎ、折々、居ながらにいいえものを獲るのであったが、今朝のは、面ざしは上品な老人だが、ろくな持物はなさそうだし、衣服を剥いでも、彼の慾をみたすには余りに不足だった。
『まあいい、裸にしてみろ』