후리가나로 읽는 일본 고전
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ことしのことば
今年のことば
宮本 百合子
宮本 百合子의 今年のことば(ことしのことば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,577자 · 4화면
一般に日本の人が、イエスとノーとをはっきり使いわけないということについては、度々、いろいろの人がいろいろの角度から関心を向けて来た。一つのことについて意見を求められたとき、それを肯定してハイそうです、というか、あるいは否定してイイエそうではありません、というかしなければならない場合、日本の、特に婦人は、自分の判断をはっきり言葉にすることを非常にためらう風がある。街頭録音などをきいても、婦人にマイクが向けられると、さあ、という言葉がまずきこえて来ることが少くない。
そして、こういう現象は、日本の封建的だった社会が、婦人の発言をどう扱って来ていたか、ということの反映であるという見解も、家では婦人自身に理解され、実感としてそこからの解放がねがわれている。
だけれども、この三年間に日本の歴史が、びっくりするような迅さで前進している、そのテムポにふさわしい迅さで、わたしたちの言葉は、率直にわたしたちの心情を表現し、ときにはつよく主張もする手段となって来ているだろうか。
この点をつきつめて見ることが、案外大切だとおもう。なぜなら、昨年の春の終りから夏にかけて、日本の内部で第三次大戦への戦争挑発は、実にはげしく行われた。