후리가나로 읽는 일본 고전
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こんにちのせいかつとぶんかのもんだい
今日の生活と文化の問題
宮本 百合子
宮本 百合子의 今日の生活と文化の問題(こんにちのせいかつとぶんかのもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,545자 · 19화면
ローマが崩壊したのは有名な「何処へ行く」で私たちにも馴染なネロのような王が現れるほど暴虐と頽廃が支配したからだと西洋歴史で習ったから、今フランスは文化の頽廃で敗北したときくと、一応尤ものように思えるかもしれない。日本歴史では平家の壇の浦の最後を、清盛からはじまる平家のおごりと文弱に原因をおいて話すのが普通でもある。
けれども、すこし落付いて自分たちの周囲の生活の現実を考えて見ると、それらの説明は必ずしもすべて納得されるものでもないのがわかって来る。何故なら、私たちの日々の暮しの経験では、成程この頃成金になった人々もある。時を得顔の、いろいろの特権をもって暮らしている人々もある。けれども、私たちの大部分はどうして暮しているかと云えば、決して市内でも、クラクソンを鳴らしてよいという別仕立の自動車をとばしているのでもなければ、炭や米や木綿の心配はないという暮しをしているのでもない。そうだとすれば、日本と一口に云っても生活の具体的現実の種々様々の姿は云いつくされないものであることを会得せざるを得ない。
フランスと云ったって、やはりこの一口には云いつくせない社会の実際があるのは事実であろう。