일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぶっぽうそうちょう

仏法僧鳥

斎藤 茂吉

斎藤 茂吉의 仏法僧鳥(ぶっぽうそうちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,351자 · 11화면

아오조라 문고

ひょっとすると人工かも知れませんよ。ひどい奴だ』

こうT君が笑いながら云った。

『Tさんは鋭いからねえ。あれはどうも本物だと思われる。やっぱり疑わない方が好いんですよ』こうO先生は云われた。

『いや、私ひとつ見破って見せます』T君も今度は少しく気色ばんでいた。

四人はもう一度奥の院のかげに行った。鳥は相変らず啼いているが、先程よりももっと近くなって来ている。その声は澄明で、鉱物音を交え、林間に反響しているところなどは、或は人工的のもののような気もするが、よくよく聴くと、何か生物の声帯の処をしぼるような肉声を交えている。私は折角運好くて聴いた仏法僧鳥であるからなるべく本物にした方が具合が好い。強いてそうしようとするのであるが、矢張り心中に邪魔をするものがあっていずれとも決定しかねて二たび踵を返した。T君は途々にも、あれくらいの声は練習さえすれば人工でも出来る。それに高い月給を払い一家相伝の技術として稽古させているのかも知れないなどという説をも建てた。そこでO先生を除くほかは、若い浄土宗門の僧侶であるM君も、それから私も、あの仏法僧鳥の声は人工の声だという説に傾きながら帰路についた。