일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ベルリンのおちば

伯林の落葉

岡本 かの子

岡本 かの子의 伯林の落葉(ベルリンのおちば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,454자 · 5화면

아오조라 문고

落葉が水上で朽ちて小さな浮島のように処々にかたまっていた。白鳥は落葉のかたまりの個所ばかりを面白そうに巡っていた。彼は立ちどまって白鳥を眺めた。風が冷たく彼の襟元をめぐると彼は眼をしばだたいた。白鳥が提灯のように膨らんだ、月のように縮んだ、毯のようにはずんだ、花のようにゆがんだ、車のようにめぐった。とうとう水晶のように凝結した――彼は眼を皿にした。彼の瞳は冷たく燃えた。冷たい焔は何を写したか。池の右側、彼から五六十歩の距離に居る男女の密接に組んだ姿だ。ベンチの脚は落葉に殆ど没している。腰部を縮めて寄せ合い背部をくねらせて、肩と肩に載せ合った手。黒と茶色の服の色の交錯は女体と男体を、突差にはっきり区別させない。二人とも深く冠った帽子のふちで人のけはいを憚って居るようなひそかな様子だ。

そこには彼自身が居る。彼のものだった彼女が居る。否、彼女を奪った男とそして、奪われて行った彼女が居る。

彼自身が、そして奪われなかった彼女が居る。否、奪われた彼女と、奪った男。

とにかく居る。男と女が。そして、今彼の眼にはそれが昔の彼女であり、彼であり、彼女を奪った男であり奪われた今の彼女である。