후리가나로 읽는 일본 고전
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はくしゃくのかんざし
伯爵の釵
泉 鏡花
泉 鏡花의 伯爵の釵(はくしゃくのかんざし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,403자 · 39화면
その間の時間を、紫玉は微行したのである。が、思いも掛けない出来事のために、大分の隙入をしたものの、船に飛んだ鯉は、そのよしを言づけて初穂というのを、氷詰めにして、紫玉から鎌倉殿へ使を走らせたほどなのであった。――
車の通ずる処までは、もう自動車が来て待っていて、やがて、相会すると、ある時間までは附添って差支えない女弟子の口から、真先に予言者の不思議が漏れた。
一議に及ばぬ。
その夜のうちに、池の島へ足代を組んで、朝は早や法壇が調った。無論、略式である。
県社の神官に、故実の詳しいのがあって、神燈を調え、供饌を捧げた。
島には鎌倉殿の定紋ついた帷幕を引繞らして、威儀を正した夥多の神官が詰めた。紫玉は、さきほどからここに控えたのである。
あの、底知れずの水に浮いた御幣は、やがて壇に登るべき立女形に対して目触りだ、と逸早く取退けさせ、樹立さしいでて蔭ある水に、例の鷁首の船を泛べて、半ば紫の幕を絞った裡には、鎌倉殿をはじめ、客分として、県の顕官、勲位の人々が、杯を置いて籠った。――雨乞に参ずるのに、杯をめぐらすという故実は聞かぬが、しかし事実である。
伶人の奏楽一順して、ヒュウと簫の音の虚空に響く時、柳の葉にちらちらと緋の袴がかかった。