후리가나로 읽는 일본 고전
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なにがわたしをこうさせたか
何が私をこうさせたか
金子 ふみ子
金子 ふみ子의 何が私をこうさせたか(なにがわたしをこうさせたか)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 191,571자 · 383화면
小林の生れ故郷
みんなしてそこいらを探してくれた。そして容易にそれをすぐ側の橋の下にあるのを見つけた。中にはとっくからそれを知っていて、それの大きくなるのを待っているものもあったのだが、自分でそれをひっこ抜いてくれた。
「ありがとう」と母は言って、根もとからぽっきりと折って根を袂の中に入れて帰って行った。
その夜私は、その鬼灯の黄色い根だけが古新聞にくるまれて、部屋の棚の豆ランプのわきに載せてあるのを見た。
今から察すると、母は妊娠していたのだ。鬼灯の根で堕胎しようとしたのだ。
小林の生れ故郷
やがてもう秋であった。
母と小林とはどうして金をつくったのか、とにかく二人は私をつれて小林の郷里へ帰って行った。
小林の郷里は山梨県北都留郡の、村の名は忘れたがかなり遠い山奥だった。小林の家は農家でまあどうやらこうやら困らぬ程度に暮してはいたが、三人の兄弟のうち一人としてまともな奴がなく、二男の小林がそのうちでも一ばん悧巧な方であった。で、父が死んでからは小林は兄に代って家の経済をきりまわしていたが、そのうちいくらかの金を掻っ浚って家出をしたのだった。身内のものは小林のことを案じていたが長い間何らの音沙汰もなかった。