일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さくひんのりんりてきひひょう

作品の倫理的批評

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 作品の倫理的批評(さくひんのりんりてきひひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,212자 · 5화면

아오조라 문고

)換言すれば、芸術は単なる感想ではない。思想のみを内容とする芸術を私は信じない、芸術のうちには思想と共にそれを容るる血と肉とがなければならない。即ち丸彫にされたものでなければならない。それ自身に具象性と独立性とを有するものでなければならない。そしてその背景に、真に見えざる背景に作者の主観が存するのは前にも述べた所である。即ち芸術は作者の主観を担いながらそれ自身で立っているべきである。

然しながら、私と雖も真の祈祷的作品、換言すれば作者が自己の血と肉とをそのままに投げ出して其間に何等間隙のない作品、その存在を肯定し得る、その場合には作品の主人公は即ち作者たり得る。然しこの場合に於ても、否特に、その作品は丸彫にせられたものである。それは自己を丸彫にしたものだ。そしてかかる作品に対してはじめて、主人公に対する倫理批評は作家に対するそれと一致し得る。

即ち何れにしても、深くつき込んで見た倫理批評は、本当に作家をいい方に導くものである。特に近頃となえらるる人道主義なるものは、もしそういうものがあるとしたら、かかる風潮によって益々しっかと根を張るべきである。