일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

さっかとしてのもんだい

作家としての問題

小川 未明

小川 未明의 作家としての問題(さっかとしてのもんだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,635자 · 6화면

아오조라 문고

いったい誰に、それが売れないのであるか? 或は、そういう作品は、誰に読まれないというのか?

過去のいかなる時代に於ても、真の芸術は理解する人達にしか求められなかった。それは、むしろ自然であります。そう一人の作家が多くの読者を有するものでなく、また、そう真面目な芸術が多くの人々に容易に理解されるものでもないのは、不思議ではありません。言い換えれば、このためにこそ文化機関の必要があると言えるのです。

卑近の例を取って言えば、民衆を教育せんがために、多くの学校は建てられたのである。教育ということが、何よりも第一の目的たることは疑わない。しかるに、教化というものが第二であり、第一にそれ等の経営者が営利を目的とするとしたら何うでありましょうか。もはや、そこには、教育の精神も教化の精神も、死んでしまったと言わなければなりません。民衆教化の精神を失った芸術は、真の芸術ではない筈です。

自由競争時代の文化機関には、まだこの良心があったが故に、各の異彩ある作家は自己の作品を自由に発表することができたのであったが、今日は、『大衆に向くものを』という資本家の意志によって、全く職業的に作家は書く以外の自由を有しないのであります。