일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さっかてきしそう

作家的思想

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 作家的思想(さっかてきしそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,717자 · 14화면

아오조라 문고

体力が続かない場合には作品を投げ出して砕くか、或は其重みの下に圧倒されるからである。

ドストエーフスキーに就いて繰返して云おう。あの集約的な構成、陰惨な事件、異常な人物、深く激しく錯綜葛藤してる心理、それらの渦巻や突風のなかに、作者は身を以て飛びこみながら、実はまた、その全体を双肩に荷っているのである。精神と肉体とをこめた謂の体力が、よほど強大でなければ、よほど逞ましくなければ、それは持ちこたえられるものではない。

彼はそれを持ちこたえた。最後まで持ちこたえた。だが、その最後に、彼の吐息を聞いてみよう。――作品の結末の数行に、その吐息が聞かれないであろうか。

「罪と罰」――

……こうした幸福の初めのあいだ、彼らはどうかした瞬間に、この七年を七日と見るくらいの心持になった。彼は、この新生活が無償で得られたのではなく、まだまだ高い価を払ってそれを買い取らねばならぬ、そのためにはゆくゆく偉大な苦行で支払をせねばならぬ、ということさえ考えないほどだった。

しかし、そこにはもう新しい物語が始まっている――一人の人間が徐々に更新してゆく物語、徐々に更生して、一つの世界から他の世界へ移ってゆき、今まで全く知らなかった新しい現実を知る物語が、始まりかかっていたのである。