일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

びんじょうのずえ

便乗の図絵

宮本 百合子

宮本 百合子의 便乗の図絵(びんじょうのずえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,614자 · 19화면

아오조라 문고

大正九年の大パニックで破産したのは郵船の株主ではなかった。米一升が五十銭を突破して米騒動がおこった。やっぱりこまったのは民衆であった。

ヨーロッパにおこった第二次大戦の過程のすきをくぐって、満州、中国、南方までのきりとりをたくらんだ結果はどうだろう。日本は、壊滅の一歩手前に追いこまれた。主食補助のやみの米が一升二七〇円している。戦争がほんとうにおそろしいのは、空から焼夷弾、爆弾の降って来る最中よりも、むしろ戦後破滅からの回復が困難であることである。日本のように、自分の国の天然資源が少い国土では、この点がよそより一層深刻である。

どこの国でも、ほんとに働いて暮す人民層は戦争に便乗して得るどんな利益もあり得ないことがこのたびの戦争で世界じゅうに経験された。だからこそ八千一万の婦人が五十数ヵ国から集って民主婦人連盟を組織し、世界の永続的な平和のために努力しはじめているし、世界の労働組合総連合ができて、平和の確保に努力している。これは理の当然だと思われる。なぜなら、戦争は全くある国の人民と人民とが、それぞれの国の独占資本のより強化の幻想のために殺し合わされるにすぎないことが、明々白々な事実としてわかったのだから。