일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぞくしゅう

俗臭

織田 作之助

織田 作之助의 俗臭(ぞくしゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 34,630자 · 70화면

아오조라 문고

何かの拍子に、裾が乱れて浅黒い脛がちらと見えた、それが切っ掛けで、口説いて、というより殆んど行動に訴えたら、脆かった。政江であった。間もなく結婚した。大正三年の二月、たしか節分の夜で、雪だった。――

権右衛門のその夜の回想は、以上に止まらぬ。が、前述の通り既にこの結婚の時は六百円の金を貯めていたのであるから、一先ず、こゝで打ち切ってもよいだろう。以後は、政江の回想に待つ可きが順序だ。結婚式の夜の権右衛門夫妻の意義ある会話に就ては前に述べた。この夜の前後のことで、述ぶ可きことは多い。が、それは二人の果てしなき回想に任して置く方が賢明だ。こゝでは、結婚の費用に、権右衛門が七百円の金を費ったことを一言して置く。つまりその時彼は千三百円もっていたが、七百円結婚に費って六百円(これは在庫品も勘定にいれて)残ったことになる訳で、これは、一般の常識からいってもなか/\思い切ったことである。彼にとっては暴挙にひとしいと一応考えられる。が、この七百円は前から所持していた金ではない。彼が、結婚に際し、いわば結婚記念にばた/\と一儲けした金である。その必要があったのだ。