후리가나로 읽는 일본 고전
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いだいなるゆめ
偉大なる夢
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면
あいつは最初から僕が尾行することを知っていて、ここまでおびき寄せたのでしょう。僕たちはずいぶん烈しい取組合をしました。しかしとてもあいつには敵いません。恐ろしく力の強い奴です。猛獣のような奴です」
新一はようやく起き直って穴の底の石壁に背を凭せていた。望月少佐は両手でステッキにすがるようにして、その前に蹲んでいた。二人とも穴を出ることも忘れて慌しい会話をつづけていたのである。
「意外な奴が飛び出してきましたね。こいつは韮崎庄平などとはまったく別種の人間らしい。むろん日本人でしょうね」
「日本語を使っていました。しかし本当の日本人かどうかは分りません。そこまで深く観察することは出来なかったのです」
「で、そいつは韮崎と、例の指紋の男ですね、あの男と何か連絡があると思いますか」
「分りません。その点については、こちらから尋ねてみても、なんとも答えなかったのです。しかし、無論同類でしょう。目的が同じなのですからね」
それから望月少佐は五十嵐博士逝去のことと遺骸は上田市で荼毘に附し、遺骨は病中の博士夫人に代って南京子さんが預かっていることなどを告げ知らせた。
「あなた方に対しても、また国に対しても、まことに申訳ないと思っています。