일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いだいなるゆめ

偉大なる夢

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면

아오조라 문고

大空の壮観を眺め得るものは、軍官民の防空監視員のみであった。白銀の極光は彼らの頭上を、白熱せる敵機の飛行するにつれて、それを中心として天体のごとく雄大に移動しつつあった。

この雄大なる光芒の移動がある距離に達すると、行手の闇に幾本かの白銀の延棒が出現して敵機に焦点を合せ、新たなる極光が構成せられる頃には、従前の幾光芒は既にして後続の新敵機をその中心に捉え、大空に二重の蜘蛛手を張っていた。かようにして照空燈が新たなる敵機を捉えるごとに、偉大なる空の光の網目は、三重となり四重となり、おのおのその中心に四発大型敵機を激怒の白熱につつみながら、壮絶なる空の持ち送りをつづけて行った。

全都は今や敵の投弾と、味方の高射砲と、敵機味方機入り乱れての爆音と、名状しがたき大音響につつまれていた。待避壕内に耳と目を圧えている都民にも、これらの恐るべき音波はひしひしと感じられ、爆弾による地響きは、大地震のごとく待避壕そのものを揺り動かし、怒濤にもてあそばれる小舟に乗っているのではないかと怪しまれるばかりであった。

地上には一点の火光もなく、敵機の見得るものは照空燈の光源のみ、しかもその八方よりの照射に乗組員は目もくらみ、爆撃の的を見極める余裕などあろうはずもなく、敵弾はことごとく盲爆、その多くは海中または郊外の田園地帯に落下