후리가나로 읽는 일본 고전
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いだいなるゆめ
偉大なる夢
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면
その陰謀の種が日本の土に播かれたのは、安政の終りから慶応明治にかけての七八年の間であったと推定される。その種が幾粒播かれたか、恐らく一粒や二粒ではなかったであろうと想像するばかりです。わたしが調査したのはその内のただ一粒の種の成長の跡に過ぎない。
文久年代、新開地横浜村に移住してきた米人にジョン・ブウリーという男があった。貿易商人の番頭であったが、後に主人から暇をとって、横浜百五十番館に英学教授の看板をかけ、月謝三分で日本人の弟子をとった。その広告文が明治元年五月の「万国新聞紙」に載っている。
ブウリーの弟子の中に花輪トミという骨董商の娘があった。その頃外人目当てに横浜に骨董の店を出すものが多かったが、花輪はその先駆者であった。ブウリーと花輪の家とは金儲けについて切っても切れぬ関係を結んでいたと想像すべき節がある。というのは、間もなくブウリーは花輪トミと結婚をしたからです。尤も太政官が日本人と外国人との結婚を許可したのは明治六年ですから、それまでは正式の婚姻はなかったのだが、とも角花輪トミは明治三年に新太郎という混血児を生み落している。
母親のトミは新太郎が三歳の時病死し、ブウリーは後添いも貰わず、新太郎の養育に専念して、新太郎が二十一歳の折これも病歿した。