일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いだいなるゆめ

偉大なる夢

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 偉大なる夢(いだいなるゆめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 117,988자 · 234화면

아오조라 문고

大統領はこの夢のような報告を容易に信じようとはしなかった。

「いつもの通り、中立国経由の暗号電報です。S市駐在のH三十二号が中継しております。F3号の発信に間違いありません」

「フーン、それで、長官はこれをどう考えられるのですか」

大統領は膝に肘をつき、拇指と人差指で大きな顎をささえるようにしながら、持前のふてぶてしい顔つきになってスチムソンを見た。彼は多年の習練によって、自己に不利な情報を受取った場合には、傲岸な落ちつき払った微笑を浮べる術を会得していた。今もその微笑が彼の口辺にただよっているのである。

「まだ実物が出来上ったわけではありません。設計が机上の設計のみにおわる場合があることは、われわれもしばしば経験しているところです。しかし、このF3号はいつもお話ししている通りの特殊な人物です。彼が嘘を云ったことは一度もありません。また彼の電文によれば、日本の最高技術者がこれを認め、陸軍がこれを採用したというのですから、決して油断はできません。日本人という奴は、実に奥底の知れぬ不気味な国民です」

陸軍長官のつぶらな目の奥に一抹の恐怖の色が見えた。すべての欧米人が日本にたいして抱く一種神秘的な恐怖感が、今この老政治家の心をも支配していたのである。