후리가나로 읽는 일본 고전
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びぜんてんいちぼう
備前天一坊
江見 水蔭
江見 水蔭의 備前天一坊(びぜんてんいちぼう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,511자 · 25화면
「いや、長く我等を世話してくれたら、過分の御褒美は勿論の事、次第に依ってはその方を士分にお取立てがあるかも知れぬが……や、緑なき衆生は度し灘し。どうも致し方の無い事じゃ。さァ御両所御支度なされえ。東中島の児島屋勘八という店が好さそうに御座る。あそこの主人は物の分る男らしい顔つきで御座るで、あれへ参ろう」
二
こうなると半田屋九兵衛、気に為ずにはいられなくなった。首をチョン切られた上に、二本松の刑場へ晒されるか。褒美を貰った上に士分にまで取立てられるか。どちらかに傾くかという、これは大事な別れ目。しかし、それは浪人達が好い加減の出鱈目で、つまりは無銭宿泊の口実に、何か彼か拵え事を云うのであろうとも思ったが、一体それはどういう訳か、後日の為にそれだけでも聴いて置きたいと考えて。
「まァまァお待ち下さりませ。何やら御様子ありげの今のお言葉、とにかくその仔細を、御差支無い限りは、手前どもにお聴かしの程願いまする」
「それは次第に依っては申し聴かせぬものでもない。しかし、これは一大事である。我等に取っても一大事なら、当岡山城、池田の御家に取っても容易ならぬ一大事で」