일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きずあとのはいけい

傷痕の背景

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 傷痕の背景(きずあとのはいけい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,022자 · 38화면

아오조라 문고

」

変な挨拶である。その裏の気持を読み取ろうとして、杉本は、相手の顔色に眼をつけた。有吉は眼を外らして、書棚に並んでる、和洋雑多な書籍を物色し初めた。

バラックとも云ってよいほどの、粗末なアパートの、和洋折衷の室である。四角な区劃、それが、入口の控室で切取れ、押入で切取られ、下が三尺の戸棚になってる床あきで凹み、奥の室に通ずる襖、硝子戸の六尺の窓……。片隅に机を据えて、その横で……。主客とも、何だかその処を得ないような様子である。杉本は、不器用な手附で、茶と菓子とをすすめ、有吉は、書棚の方へにじり寄っていた。

「ほう、随分多方面なものが……。クロポトキン……明快な論理だそうですね。」

「少し集めていますが、隙が出来たら読んでみるつもりです。」

「アナトール・フランス……面白いですか。」

「それも、まだ読んでいないんです。」

「マジー……と、魔法ですか。これは愉快でしょう。」

「それも、実はまだ……。」

「…………」

ちぐはぐな問答が続く……。

有吉は坐り直して、渋茶をすすった。

「君は、自由に研究が出来て、羨しいですね。僕なんか、隙がないものだから……。それで、ロシア通の話を聞けば、労農政府に同感してくるし、イタリア通の話を聞けば、黒シャツに同感してくるし、去就に迷う始末なんで……は、は、はっ……。