후리가나로 읽는 일본 고전
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ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
倉田 百三의 光り合ういのち(ひかりあういのち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,439자 · 263화면
それでも私は何となしに先生との愛の内面的の交通を感じていた。
先生が通学の道すがら中村憲吉君と話しながら歩いて行かれるのを時々見た。美とは? 愛とは? 歴史とは? そうした言葉の断片が私に聞えた。先生はいつもの無口にも似ず興奮した熱情を顔に示しておられるのを見た。私は他の先生達の言葉にない、世俗をはなれた美や、愛の言葉が先生にふさわしいのを感じた。
先生の東洋史の講義は上級生へのもので私は聞くことが出来なかったが、嘸独特なものであったろうと思われる。
先生は羅漢像などに見るように額がおでこであった。十日市という川向かいの町はずれに借家住居していられたが、七つ、八つ位な可愛らしいお嬢さんを連れて路ばたで遊ばしていられるのを時々見た。そのお嬢さんも先生そっくりのおでこだったが人形のように美しかった。
もしこの先生ともっと深く触れ合い、また何か出来事でもからんで、先生の人間性のもっと全面にじかにぶっ突かるような事でもあったら、私もよ程大きな影響を受けたに相違なかった。しかし本意なくも先生は私が尾道から帰って、二度目の三年生の二学期からやり出した時には、もう学校を去ってしまわれていた。