후리가나로 읽는 일본 고전
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
小林 多喜二의 党生活者(とうせいかつしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 65,537자 · 130화면
「じゃ、後でモウ少し詳しく聞いておいて、な。」と、巡査が云って帰りかけたらしい。私はやれ/\と思って、又蒲団の上に腰を下したとき、戸をあけながら巡査の声がした、「この頃、赤がよく間借りをしているから、気をつけてもらわんと……。」私はギクッとした。おばさんは「ハア?」と云って訊きかえしている。巡査はそれに二言三言云ったらしかった。おばさんには「赤」というのが何んであるか分らなかったのだろう。
私はこういう調べ方のうちに、只事ならぬものを感じた。その日、連絡から帰ってくると、隣りの町で巡査が戸籍名簿をもって小さい店家に寄っていた。ところが、そこから一町と来ないうちに、同じ町なのに今度は二人の巡査が戸籍名簿を持って小路から出てきた。私はSに会ったとき、朝の戸籍調べのことを話したら、全市を挙げて虱つぶしに素人下宿の調査をしているらしいから気を付けないといけないと云った。私はこの物々しい調べ方にそれを感じた。
彼奴等は今まで何べんも党は壊滅したとか、根こそぎになったとか云ってきた。それを自分たちの持っている大きな新聞にデカ/\と取り上げて、何も知らない労働者にそのことを信じこませ、大衆から党の影響を切り離すことにムキになってきた。