후리가나로 읽는 일본 고전
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にゅうばい
入梅
久坂 葉子
久坂 葉子의 入梅(にゅうばい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,934자 · 20화면
あまり、とっぴなことで私はだまったまま媼の顔をみていたが、個展のいそがしさが目の前に迫っているのを思い浮べながら、しかし、この機会を失ったら又こちらからきり出しにくくなると思い、おはるに暇を出すことを承知した。おはるはその青年を一度みたことがあるとかで、彼女自身嫌でないらしく嬉しそうに荷物をまとめたりしていた。作衛はその時、丁度遠方へ用足しに出ていた。というのは、私の友人で京都に住む人が、私の製作の材料に南蛮絵ざらさの原色版を貸しましょうかと云って寄越してくれたが、私は送ってもらう暇も惜しく、作衛を朝早く使いに出したのであった。私は作衛のいなかったことを喜んだ。おはるはけろりとしていて、私に最期のおつとめだとか何とか云って、家中をあらためて掃除し、台所の用具をピカピカ光らせたりした。今夜は大阪の親類へ泊るという、おはるとその母親に、私は近所の肉屋へ行雄を走らせ御馳走した。そして祝儀を包み、帯じめの派手になったのを一本、半襟もつけておはるにやった。
「いろいろ御世話になりました。何にもお役にたちませんで。ぼっちゃんお元気で。又神戸へ出ました折にはお訪ねいたします。