일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いりえのほとり

入江のほとり

正宗 白鳥

正宗 白鳥의 入江のほとり(いりえのほとり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,430자 · 50화면

아오조라 문고

七

「辰は家で許したら、学校へ入って真剣に英語の稽古をしようという気があるのかい」栄一は前とは異って穏かに話しかけた。

が、辰男は兄の言葉に甘えた快い返事はしようとはしなかった。「別段学校へ入りたいということはありません」と、干乾びた切口上で答えた。

「せめて、もう四年も早く決心して、強硬に親爺に説きつけたなら、東京に英語研究に行けんことはなかったろうに。勝代さえ行くようになったのだもの。……しかし、お前は今からじゃあまり遅すぎるね」

家へ帰ると、辰男はほかに自分の置く処がないようにテーブルの前に腰を掛けたが、作りかけの文章に目を向けるのが厭な気がした。

午過ぎになると、所在なくて、文典など読みだしたが、今までのようにかたわら人なきがごとき態度ではいられなくて、兄の足音が聞えると書物を脇へ片寄せた。

七

階下で両親や才次などが一家の雑務に取りかかっている間に、二階では三人が各自の部屋に籠って、それぞれに読んだり書いたりしていた。一人も他の部屋へ入ってむだ口を利くこともあまりなかったが、階下から才次などが上ってきて勉強を乱すことはなおさら稀だった。良吉のいた時分のような賑かな笑い声や打解けた雑談は二階では跡を絶っていて、栄一の帰省は勝代が予期したような明るみを家の中へ齎さなかった。