일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

やつがたけのまじん

八ヶ嶽の魔神

国枝 史郎

国枝 史郎의 八ヶ嶽の魔神(やつがたけのまじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 160,664자 · 323화면

아오조라 문고

三頭ながら空を仰ぎ降りしきる雪に身を顫わせさも悲しそうに吠えるのである。

最初の傷手で権九郎は次第次第に弱って来た。肩からタラタラ滴る血は雪を紅に染めるのであったが夜のこととて黒く見える。立とう立とうと焦心っては見たがどうしても足が云うことを聞かない。膝でキリキリ廻りながらわずかに多四郎を防ぐのであった。

「それ行くぞ」

と多四郎は嘲けりながら飛び廻った。彼は余裕綽々たるもので、右から襲い左から飛びかかりグルリと廻って背後から襲う。鼠を捕えた猫のように最初に致命的の一撃を加え、弱って次第に死ぬのを待ち最後に止めを差そうとするのだ。

多四郎は莫迦にお喋舌りになった。

「おい権九、いやさ権九郎、何んと俺様は智恵者であろうがな。産まれながら蒲柳の質で力業には向き兼ねる。そこでお前を利用してよ、途方もねえ獲物を盗み出したところで、相棒のお前を殺してしまえば濡れ手で粟の掴み取り、一粒だって他へはやらねえ。……そのまた獲物が予想にも増し小判に直して四万両いや五万両は確かにあろう。へ、こう見えても多四郎様は、今日から大したお金持よ、贅沢のし放題。綺麗な女に旨い酒に不自由はねえというものさ」