후리가나로 읽는 일본 고전
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きょうやくかいてんだん
共軛回転弾
海野 十三
海野 十三의 共軛回転弾(きょうやくかいてんだん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,359자 · 21화면
三段式の上陸用舟艇あり、超ロケット爆弾あり、潜水飛行艇あり、地底戦車あり、珊瑚礁架橋機あり、都市防衛電気網あり、組立式戦車要塞あり、輸送潜水艦列車ありというわけで、どれもこれも買って行きたいものばかりで目うつりして決めかねる。さてこそ出るは溜息ばかりで、卿の心臓はごとごとと鳴って刻々変調を来たす。
「困ったなあ。この中で一体どれが世界一であろうか」
それは分りかねる。分りかねるならば、択んで行く途なし。さらばやはりみんな買って行こうとすると、これだけ嵩ばったものを到底持ち出しかねる。
「困った。どうすればいいのか」
卿は、顔一面にふき出た脂汗を拭うことも忘れて、いらいらと部屋中を歩きまわる。結局決ったのは、もっと別の部屋を探してみようということだった。
そのチーア卿が、五番目の部屋に侵入したときに、漸く満足すべき結果に達した。
「ああ、これだ、これだ」
卿の駈けよったのは、部屋の壁全部を占領している大金庫であった。この中にこそ、金博士の重要書類がぎっしり入っているに違いない。
幸いにして金庫破りにかけてはチーア卿は非凡なる技倆を持っている。彼はこの方では英国に於ける第一人者といって差支えないほどの研究者である。