일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふゆがれ

冬枯れ

徳永 直

徳永 直의 冬枯れ(ふゆがれ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,850자 · 48화면

아오조라 문고

リヤカーに白米を積んだのや、天秤でつっかけた笊に、味噌とか野菜とかを入れた百姓女達、中には赤いネルの腰巻をたらした娘なぞも雑じって、毎朝のように群をなして通る。

「ありゃああた、町ィ売りい出らすとたい。このごろはどうして、よか百姓でん現金な無かとだもん……」

よか百姓でない貧農の女房たちは、売る物もないせいか、ヨイトマケなどに働きにゆく群が、夕方などは鷲尾の家の軒先に、泣き声を嗄らした脊の赤ン坊を揺すぶり揺すぶり近よってきて、赤銭の一枚か二枚かで団子を買って赤ン坊を黙らせ、暗くなった県道筋を帰ってゆくのだった。

県道筋に沿うた土堤上を、鷲尾の末弟たちが勤めている郊外電車が、一時間おき位に通った。塗の剥げた赫ちゃけた電車はグラグラ揺れながら、いつも空らッぽであった。鷲尾が軒先にいると、車掌台からまるくて寒さで赤らんだ弟の顔がツン出て、オーイと叫びながら弁当箱のあいたのを、道傍へ抛り出してゆくことがあった。

そして空らッぽの電車をやりすごし、やりすごし、赤錆びた枕木の上を百姓達が歩いていた。草鞋ばきの古トンビや、市の学校へゆく学生や、大きな風呂敷を脊負った行商人たちや、そんなのがウルさそうに電車を見送ってはあるいていた。