일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しゅっせ

出世

菊池 寛

菊池 寛의 出世(しゅっせ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,840자 · 18화면

아오조라 문고

という本であった。金色の唐草模様か何かの表紙の付いた六、七百ページの本であった。またその活字が、邦字の六号活字に匹敵するほどの小さいローマ字で、その上ベッタリと一面に組んであるのであった。一ページを訳するのにも、一時間近くもかかった。その六、七百ページを、ことごとく訳し終って、所定の稿料を貰える日は、茫漠としていつのことだか分からなかった。それでも彼は、勇敢にその仕事を続けていった。その仕事をするほかには、金の取れる当ては、少しもなかったから、彼は毎日のように、厄介になってる家からは比較的に近い、日比谷の図書館へ行って、翻訳を続けてやった。

その翻訳が、やっと六、七十枚ぐらいでき上った頃だろう。ある日のこと、彼は例の「希臘彫刻手記」と原稿紙と弁当とを、一緒に包んだ風呂敷を提げて、日比谷の図書館へ行ったが、図書館へ行って、仕事に取りかかる前の一休みにと、その日の新聞を読んでいたときに、ふと自分が提げてきたはずの風呂敷包が無いのに気がついた。彼は、おどろいて身のまわりを探し回った。が、彼の座席にも新聞閲覧室のどこにも見当らなかった。よく気を落着けて考えてみると、電車から降りるときに、もうあの包を持っていなかったのに気がついた。