후리가나로 읽는 일본 고전
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れつのこころ
列のこころ
宮本 百合子
宮本 百合子의 列のこころ(れつのこころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,148자 · 11화면
超満員のプールがあいて自分たちの番の来るのを待っている子供たちである。
市民の生活に列をつくるならわしが出来たことは、何といっても日本の新しい秩序の表示であると思う。
大体、近代社会の生活では、列というもののもっている心理も極めて複雑であり意味も深長だと思う。先ず、列は何かの程度でそれがふだんの状態ではないという性格をもっている。行進したり堵列したり、様々の列は、儀式の場合にもつくるものである。様式化した人間群の動かしかたとして、儀式の性質にふさわしい様式と装飾をもって列をつくる。その場合、列をつくっている一人一人の心持は、その儀式にかなった様式に順応している面で統一されているわけであろう。ふだんのままのその一人一人の心理の全立体面まるのままではなくなっている。
起きるときから寝るときまで列で暮す兵隊は、一つの目的のために統合された人間の典型であるし、そこでは市民生活としてはふだんのものでないものがふだんの姿となっているということが、全く特質となっている。
もとから市の無料宿泊所や本願寺のお粥の接待に列の出来ていたことは周知の事実でもある。砂糖が切符になる前に砂糖やの前に出来ていた列、この頃は食事時間に丸の内辺の食堂のぐるりにも出来る列。