일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しょや

初夜

山本 周五郎

山本 周五郎의 初夜(しょや)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,384자 · 35화면

아오조라 문고

生理的におくてというのか、幾たびか機会はあったが、いつも不潔感が邪魔をするし、それを押してそこまでゆく気持が起こらない、ただそれだけのことであった。……その夜、湯の山の妓楼に泊ったときも、妓に「いっしょに寝た」と云う約束をさせて、べつの部屋で一人で寝た。こんな嘘はすぐにわかるとみえ、朝になると久良馬はさも軽べつしたような眼で代二郎を見、大きく舌打ちをして云った。

――おれは脇屋が男になるまで此処へ伴れて来るぞ。

代二郎は苦笑しながら黙っていた。

妓楼を出てから、久良馬は「新しい銀札が通用しない」と不審そうに云いだした。はっきり口では云わないが、明らかにその銀札をいやがるふうで、彼は癪に障ったが現銀で払った、というのである。久良馬はいかにも訝しそうであったが、代二郎には理由がほぼわかるので、つい頷きながら呟いた。

――そんなことになると思ったよ。

――それはどういう意味だ。

久良馬は吃驚したように訊いた。

――新銀札には加印がないからさ。

代二郎はそう答えた。この土地では古くから、銀札には必ず領内に住む豪商らの加印があった。つまり表記の金額を藩と連帯で保証する意味であるが、去年の冬に発行したものには加印がなかった。