후리가나로 읽는 일본 고전
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はつたびのだいぼさつれんれい
初旅の大菩薩連嶺
木暮 理太郎
木暮 理太郎의 初旅の大菩薩連嶺(はつたびのだいぼさつれんれい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,508자 · 19화면
二寸三寸と見る間に積って行く、頼めば宿もするらしいゴロタのとある飲食店に立ち寄って、渋茶と焚火の馳走になりながら用意の朝食を済ました。其時の雪片は直径一寸もあろうという今迄に見たこともない大きな牡丹雪であったから、此家を立ち出る頃は既に八寸以上も積っていたし、峠の頂上近くの崖のある所では、路を横切って極めて小規模ながらアワの現象さえ起って、少なからず歩行に悩んだ。いつもならば午前九時には着く筈の落合に着いたのは十一時少し過ぎであった。この雪で暫く登山の見込も絶えたので、多摩川上流の峡谷の雪景を咏めながら丹波山に下って一泊し、翌日上野原に出て帰京した。つまり此の旅行では大菩薩連嶺に関して新に何等の得る所もなかったのである。
春も過ぎて夏の旅行が終ると、また大菩薩行の話が始まった。秋には必ず決行しようということに相談が纏って、今度は逆に南から登ろうではないかということになる。それには初鹿野駅で下車して焼山道を取るか、初狩駅に下車して真木川沿いの道を取るか、二の方法がある。前者は行程は近いが後者の方が興味がありそうに思われたので、それに依ることに決した。