일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はつつぼみ

初蕾

山本 周五郎

山本 周五郎의 初蕾(はつつぼみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,525자 · 35화면

아오조라 문고

ようすの変ったのはその後のことだったが、彼の蔵書はその筆記類といっしょに、行李に納めて持って来たのだった。……あの出来事があってから、「半之助のことは決して口にするな」と云われていた。書物の行李をあけるということから、良人は恐らく、半之助のことを思いだしたのであろう、心づかぬことを口にしたと思い、はま女はそっと良人の側から離れた。

霜月になったが、例年より暖かい日が続き、中旬すぎてから初めて霜をみた。その夜のことである。久しぶりに少量の酒を呑んだので、良左衛門は宵のうちに寝床へはいり、はま女が独り燈をひき寄せて解き物をしていた。すると九時頃だったろうか、良人が呼ぶのでいってみると、表へ人が来ているのではないかと訊いた。

「さっきから赤児の声がするようだが」

「心づきませんでしたが、見てまいりましょう」

こんな時刻に来る者もなかろう、そう思いながら、手燭に火をうつし出してみた。門ぐちには人のいるようすはなかったが、どこかで赤児のぐずり泣きの声が聞える、はま女は外へ出て、手燭をあげながらあたりを見まわした。玄関をかこうように網代の袖垣がある、その垣の下に厚い布子絆纒でくるんだ赤児とかなり嵩張った包みとが置かれてあった。