일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ぜんきてんまやけ

前記天満焼

国枝 史郎

国枝 史郎의 前記天満焼(ぜんきてんまやけ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 48,568자 · 98화면

아오조라 문고

よし来た、一番、つけてやろう」

追っかけようとしたが駄目であった。その時一群の人間が、彼の方へ走って来たからである。

「不可ない! しまった! あいつらだ! 多勢に一人、とっ捉まる!」

サーッと一散に走り出した。露地が左右に別れている。

「よし、こっちだ!」と曲がったは左で、そこでグルリと振り返って見た。町人風ではあったけれど、ただの町人とは思われない、そういう人数が一二三人、執念く後を追っかけて来る。

「俺には解る! あの一味だ! ……偉いことになったぞ、偉いことになったぞ! ……こんな大物になろうとは、夢にも俺は思わなかった!」

――露地が丁字形になっていた。左へ曲がるとトッ走った。と、小広い往来へ出た。

「不可ない不可ない、往来は不可ない! 人に見られたらみっともない!」

――またもや露地へ駈け込んだ。追って来る一団も駈け込んだらしい、足音が乱れて聞こえてくる。案内には詳しい岡引である。露地から露地と縫って走る。だが執念深い追手であった。どこ迄もどこ迄も追っかけて来る。

「南無三宝! 行き止まりだ!」

まさしく露地は行き止まり、その正面に格子造りの、粋な二階家が立っていた。