후리가나로 읽는 일본 고전
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どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ
動力革命と日本の科学者
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 動力革命と日本の科学者(どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,399자 · 27화면
それほどに言わなくても、消極的ではあるが、とにかく日本の鉄道は、日本の国情という条件の下では、欧米のいわゆる先進国と、立派に対抗しているわけである。ところで問題は、こういう業績の基盤となっているものは何か、という点にある。それは、オリンピック的な意味での日本の科学ではなくて、下積みの大勢の技術者の多年にわたる努力である。そういう人たちの名前は、恐らく一生の間に、一度も新聞などには、出ないであろう。しかし与えられた条件の下で、最も能率をあげるということが、科学の任務の一つである。われわれの学生時代、大正年間の日本には、中村清二先生のような学者がおられて、こういう教育をみっしり仕込まれたものである。中村先生は、日本における物理実験学の父とも称すべき人である。実験の指導中、くり返し諭されたことは、「十分の一ミリまで測れる機械で、十分の一ミリまで精確に測ることが精密な測定である。千分の一ミリまで測れる機械で、百分の一ミリまで測っても、それは不精確な測定である」というのである。
科学を人生から切り離して、純粋に科学だけの世界についていえば、もちろん百分の一ミリまで測る方が、十分の一ミリまで測るよりも、精度は高い。