후리가나로 읽는 일본 고전
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かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
佐々木 邦의 勝ち運負け運(かちうんまけうん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,262자 · 243화면
と申出た。豊子さんはもう女学校の五年だった。相変らず成績が好い。
「頼もうか?」
「お安い御用よ」
「豊子さんが見に行って下されば、屹度入っています」
「何故?」
「成績が好いんですから、あやかります」
と僕はお世辞を使った。中学校以来ズッと御機嫌を取りつゞけている。
豊子さんは直ぐに見に行ってくれた。僕は菊太郎君の家へ上り込んで待っていた。家へは菊太郎君を誘って出掛けることにして来たのだった。
「心配ね。でも自分で見に行けないなんて、二人とも意気地がありませんのね」
と菊太郎君のお母さんが諢った。肩身の狭いこと夥しい。宜かったら、電話がかゝって来る筈だった。しかし二時間たっても音沙汰がなかったから、テッキリ又落第と思い込んだところへ、豊子さんがニコ/\して帰って来て、
「よかったのよ、お二人とも」
と吉報を伝えてくれた。
「何故電話をかけないんだ? 馬鹿だな」
と菊太郎君は安心すると同時に、待っていた間の心配が身に沁みていた。
「公衆電話、一杯よ。列を作っているんですもの」
「ふうむ」
「皆姉さんか妹さんよ。男って意気地のないものね」
と豊子さんは僕達を馬鹿にした。