후리가나로 읽는 일본 고전
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かちうんまけうん
勝ち運負け運
佐々木 邦
佐々木 邦의 勝ち運負け運(かちうんまけうん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,262자 · 243화면
「宜いとも。しかし本科になってからだぜ」
「うむ」
「今は中途半端だから」
「仕方がない。予科は完全に怠けてしまえ」
「宜かろう」
「何だ? 洒落か?」
「ハッハヽヽ」
「本科だから本気だ」
と僕も必要のない限り、無理な勉強はしたくない。多少性分が手伝っていると言え、相手が相手だった。
考えて見ると、豊子さんは終始一貫、僕を激励している。夙に小学時代から僕の成績を問題にした。僕も豊子さんへの面晴れに、小学校中学校大学予科と区切り区切りに発奮したけれど、その都度菊太郎君に抑えられてしまった。しかし今度は大学の本科だ。卒業成績に関係するから、豊子さんに言われなくても、多少やる積りだった。菊太郎君と違って、向上心は充分ある。全甲の通信簿というのは子供の時の譬えに過ぎない。此方はもう大学生だ。大した鈍物でないという証拠を見せれば満足してくれる。花婿は○○大学出身の秀才、花嫁は府立第○女学校卒業の才媛、その程度で宜いのだ。僕という人間は元来お気に召している。それだから成績を問題にする。力瘤を入れてくれるのに、此方が本気にならないものだから、憤ってしまったのだ。こゝ一年誠意を示せば、御機嫌が直る。