후리가나로 읽는 일본 고전
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くんしょうをもらうはなし
勲章を貰う話
菊池 寛
菊池 寛의 勲章を貰う話(くんしょうをもらうはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,721자 · 28화면
もう、その頃は、ワルシャワを去る五十マイルぐらいのところで、露独の重砲が、すさまじい格闘を続けていた。ワルシャワの街の大きい建物のガラス窓が、砲弾の響きで気味悪く震えることなどがよくあった。
が、ワルシャワの市街は、どんなであったろう! イワノウィッチは、最初ワルシャワを、煤煙と埃と軍隊との街だと思っていた。ところが、停車場から市中へ足を踏み入れると、華やかな初夏の情景を備えた街々が、一歩一歩眼前に展開されていくのであった。軽やかな夏の新装を身に着けた貴婦人たちの群が、ウヤズドフスキェの大通りを、いくつも流れていった。彼らは皆鮮やかな色彩のパラソルをかざしていたので、強い太陽の光を浴びた街は、万華鏡を覗いたような絢爛な光景を呈していたのであった。
戦争はどこにあるだろうと、イワノウィッチは思った。街路樹の陰の野天のカフェーにも、客がいっぱいに溢れて、アイスコーヒーなどを飲んでいた。
イワノウィッチをおどろかしたことは、まだたくさんあった。すべての劇場も活動写真も、興行を続けていた。ことに喜歌劇をやる小劇場には士官や兵卒が群集して、若い歌手の女たちに喝采を浴せているのであった。