후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうごねん
十五年
山本 実彦
山本 実彦의 十五年(じゅうごねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,158자 · 17화면
だが、世界の一角に発生、展開を示しつつあるソ連の諸機構はひいて我が国に重要の影響力あるべきを思い、そしてなまなかそれが秘密秘密で蓋を掩いかぶされていては、却って我が国の方途に不測の禍害のもたらさるべきであろうことを思ったので、ソ連の諸機構、諸現象には、批判を加えることを常に怠らなかった。
時代の新しい潮波はだんだん飛躍し、労働組合は公認され、巷には労働運動の英雄が出現するに至った。神戸の貧民窟から賀川豊彦君が颯爽として社会の正面に躍り出た。彼の『死線を越えて』の一著の感激はたいしたものであった。彼の行くところ、青年子女蝟集してその手を握るを光栄とした。彼の声音に接するを誉れとした。支配階級の錦繍綾羅にふれるより、この一青年のボロ服にさわって見るのを喜ぶ奇現象を生んだ。大正八年――十年までの我が思想的激変は、たしかに画期的であった。この一著は高名な芸術家からはあまり顧みられなかったが、出版史上に我が国で予想だにすることのできなかった数十万部がプロやインテリの汗手に購われた。それのみならず、この著はほとんど世界各国語にも翻訳された。
何でもかでも古い伝統を打破しようとする時代であった。