후리가나로 읽는 일본 고전
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まんじ
卍
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 卍(まんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,618자 · 258화면
――こないだもそないいうてたし、――」夫はそれでもまだ心から納得せえへん様子でしたが、「なるだけ気イ附けた方がええで」いいながらそんなり大目に見てしまいましたのんで、そいから後は「奥様いやはりますか」いうて笠屋町からおおびらに呼び出しかかって来る。こっちからも遠慮のうかけられる。晩御飯ごろまで遊んでると、「ええ加減に帰ってけえへんか」いうて夫からかかって来ることもある、――いう工合で、ほんまにお梅どん巧いこと考えてくれた思てましてん。
そいからさっきの綿貫のことは、そんな調子で、折角引き合わしてもろても何やお互に探り合いしててちょっとも気イ許せしませんのんで、その日イ一ぺん会うたなり、孰方からも「会お」いい出したことあれしませんし、光子さんも二人を仲好うさすことはあきらめてしもたらしいのんですが、なんでも三人で松竹い行た、――あれから半月ぐらい後でしたやろか、ゆうがた、五時半ごろまで遊んでましたら、「姉ちゃん先行んでくれへん? あてもうちょっと用あるよって」と、追い立てるようにしなさるのんで、常時のことですよって腹も立てんと、「そんなら先行ぬわ」