후리가나로 읽는 일본 고전
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なんちしんじゅう
南地心中
泉 鏡花
泉 鏡花의 南地心中(なんちしんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,205자 · 79화면
……片手をだよ。……こりゃ、私の前を塞いだ肥満女も同じく遣った。
その癖、黙然でね、チトもしお静に、とも言い得ない。
すると、旦那です……(馬鹿め、止めちまえ、)と言いながら、片手づきの反身の肩を、御寮人さ、そのお珊の方の胸の処へ突つけて、ぐたりとなった。……右の片手を逆に伸して、引合せたコオトの襟を引掴んで、何か、自分の胸が窮屈そうに、こういて、引開けようとしたんだがね、思う通りにならなかったもんだから、(ええ)と云うと、かと開けた、細い黄金鎖が晃然と光る。帯を掴んで、ぐい、と引いて、婦の膝を、洋服の尻へ掻込んだりと思うと、もろに凭懸った奴が、ずるずると辷って、それなり真仰向けさ。傍若無人だ。」
九
「膝枕をしたもんです。その野分に、衣紋が崩れて、褄が乱れた。旦那の頭は下掻の褄を裂いた体に、紅入友染の、膝の長襦袢にのめずって、靴足袋をぬいと二ツ、仕切を空へ突出したと思え。
大蛇のような鼾を掻く。……妾はいいなぶりものにされたじゃないか。私は浅ましいと思った。大入の芝居の桟敷で。
江戸児だと、見たが可い! 野郎がそんな不状をすると、それが情人なら簪でも刺殺す……金子で売った身体だったら、思切って、衝と立って、袖を払って帰るんだ。