후리가나로 읽는 일본 고전
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なんちしんじゅう
南地心中
泉 鏡花
泉 鏡花의 南地心中(なんちしんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,205자 · 79화면
(五百円や三百円、)と大な声して、(端金子、)で、底力を入れて塗りつけるように声を密めて……(な、端金子を、ああもこうもあるものかい。俺が払うな、と言うたかて払え。さっさと一束にして突付けろ。帰れ! 大白痴、その位な事が分らんか。)
で、また追立てて、立掛ける、とまたしても、(待ちおれ。)だ。
(分ったか、何、分った、偉い! 出来す、)と云ってね、ふふん、と例の厭な笑方をして、それ、直ぐに芸妓連の顔をぎょろり。
(分ったら言うてみい、帰って何と返事をする、饒舌れ。一応は聞いておく。丸官後学のために承りたい、ふん、)と鼻を仰向けに耳を多一に突附けて、そこにありあわせた、御寮人の黄金煙管を握って、立続けに、ふかふか吹かす。
(判然言え、判然、ちゃんと口上をもって吐かせ。うん、番頭に、番頭に、番頭に、何だ、金子を払え?……黙れ! 沙汰過ぎた青二才、)と可恐い顔になった。(誰が?)と吠えるような声で、(誰が払えと言った。誰が、これ、五百円は大金だぞ!
丸官、たかを聞いてさえぶるぶるする。これ、この通り震えるわい。)で、胴肩を一つに揺り上げて、(大胆ものめが、土性骨の太い奴や。