일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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なんちしんじゅう

南地心中

泉 鏡花

泉 鏡花의 南地心中(なんちしんじゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 39,205자 · 79화면

아오조라 문고

「饂飩あがんなはらんか、饂飩。」

「煎餅買いなはれ、買いなはれ。」

鮨の香気が芬として、あるが中に、硝子戸越の紅は、住吉の浦の鯛、淡路島の蝦であろう。市場の人の紺足袋に、はらはらと散った青い菜は、皆天王寺の蕪と見た。……頬被したお百姓、空籠荷うて行違う。

軒より高い競売もある。

傘さした飴屋の前で、奥深い白木の階に、二人まず、帽子を手に取った時であった。――前途へ、今大鳥居を潜るよと見た、見る目も彩な、お珊の姿が、それまでは、よわよわと気病の床を小春日和に、庭下駄がけで、我が別荘の背戸へ出たよう、扱帯で褄取らぬばかりに、日の本の東西にただ二つの市の中を、徐々と拾ったのが、たちまち電のごとく、颯と、照々とある円柱に影を残して、鳥居際から衝と左へ切れた。

が、目にも留まらぬばかり、掻消すがごとくに見えなくなった。

高く競売屋が居る、古いが、黒くがっしりした屋根越の其方の空、一点の雲もなく、冴えた水色の隈なき中に、浅葱や、樺や、朱や、青や、色づき初めた銀杏の梢に、風の戦ぐ、と視めたのは、皆見世ものの立幟。

太鼓に、鉦に、ひしひしと、打寄する跫音の、遠巻きめいて、遥に淀川にも響くと聞きしは、誓文払いに出盛る人数。