일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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らんとうばのてんにょ

卵塔場の天女

泉 鏡花

泉 鏡花의 卵塔場の天女(らんとうばのてんにょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 47,251자 · 94화면

아오조라 문고

当国へは昨夜ついた。

八郎の勤めというのも、その身の上も、私が説明をするより宿帳を見れば簡単に直ぐ分る。旅店で……どちらもはじめてだが、とにかく嚮導だから……女中が宿帳を持参すると、八郎はその職業という処へ――「能職。」と認めた。渠は能役者である。

戸籍の届出は、音曲教師だというから、その通りなり、何とか記しようがありそうな処を、ぶっきらぼうに、「能職。」――これに対して、私も一工夫したいようにも思ったが、年の割に頭も禿げているし、露出に――学校教授、槙村と名刺で済ました。

霜月、もみじの好季節に、年一回の催能、当流第一人のお役者が本舞台からの乗込みである。ここにいささかなりとも、その出迎えの模様、対手方と挨拶の一順はあるべきだけれど、実は記すべき事がない。――仔細は別にあるとして、私の連立った橘八郎は、能楽家、音曲教師、役者などというよりも、実に「能職」の方が相応しい。

紋着、羽織、儀式一通りは旅店のトランクに心得たろうが、先生、細い藍弁慶の着ものに、紺の無地博多を腰さがり、まさか三尺ではないが、縞唐桟の羽織を着て、色の浅黒い空脛を端折って――途中から降られたのだから仕方がない――好みではないが、薩摩下駄をびしゃびしゃと引摺って、番傘の雫を、剥身屋の親仁にあやまった処は、まったく、「家。