후리가나로 읽는 일본 고전
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くちぶえをふくぶし
口笛を吹く武士
林 不忘
林 不忘의 口笛を吹く武士(くちぶえをふくぶし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,467자 · 21화면
」
一角は、握り拳をつくって、肘を張って、詰め寄るのだ。
「その、ありあまる才幹と、不世出の剣腕とをもちながら――。」
「や! こいつ、煽てやがる。」
「そうして年が年中ぶらぶらしておられるのは――いったい、どこかお身体でもお悪いのか。」
「ううむ。どこも悪うはない。ただ、酒が呑みたい。これが、病いといえば、病いかな。」
「さ、ですから、ここで一つ働きを見せて、千阪様に認められ、上杉家に抱えられて、相当の禄を食み、うまい酒をたんまり――と、拙者は、こう申し上げるので。いかがでござる。」
「それも、そうだな。」狂太郎は、とろんとした眼つきで、「わかっておるよ。人間、食わしてくれるやつのためには、何でもする。いや、何でもせんければならんことに、なっておるのだ。これを称して忠義という。なあ、赤穂の浪人どもが、小うるせえ策謀をしておるのも、忠義なら、それを防がにゃならんこっちも、忠義だ。忠義と忠義の鉢合わせ。ほんに、辛い浮世じゃないかいな、と来やがらあ――どっこいしょっ、と。」
立てた片膝に両手を突っ張って、狂太郎は、起ち上っていた。
「まいるぞ。」
「どこへ、兄者――。