일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ふるいこよみ

古い暦

長谷川 時雨

長谷川 時雨의 古い暦(ふるいこよみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,097자 · 5화면

아오조라 문고

坪内先生は、御老齢ではあったけれど、先生の死などということを、考えもしなかったのは我ながら不覚だった。去年朝日講堂で、あの長講朗読にもちっとも老いを見せないで、しかもお帰りのおり、差上げた花束を侍者に持たせて、人ごみの出口で後から、とてもはっきりとした声で私の名を呼ばれ、笑い顔で帽子をつまみあげられた元気さに、今年五月早大内の演劇博物館で挙行される、御夫妻の喜の字と、古稀と、金婚式と、再修シェークスピヤ四十巻完訳のお祝いのことばかりがうれしくて念頭に離れなかった。

劇作もなまけ、なんの見て頂くような作品も出来なかったので、先生を訪問することも大いに怠っていたが、去年からひそかなもくろみを心のなかで成長させていた。しばらく書かない振事劇を書いて、喜の字のお祝いにデジケートすることで、もとよりこれは「燦々会」同志の労をかりて、先生に読んで頂くばかりでなく見ていただく心組みだったのだ。

それにつけて思い出すのは、卅年から前に、お訪ねした余丁町のお家では、三味線の音が、よく奥からきこえていたことだ。士行さんも浜町の藤間に通われ、おくにちゃんも、おはるさんも、大造さんも、先生のお家の人はみんな舞踊の稽古にいそしんでいた。