후리가나로 읽는 일본 고전
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ふるきミニエチュア
古き小画
宮本 百合子
宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면
バーマンはそれを認めると、急いで馬をけり、其方にかけつけた。激烈な、この一騎討は引分かれ、また明日勝負を争うことになった。
大部隊の接戦で、ツラン軍は九十余人の死者を出した。イラン勢も、ほぼ同数の者を失ったが、重傷者は、却ってツラン方より多いという噂が伝わった。日没前に、第一日の合戦は罷められた。スーラーブは、疲れきり、甲冑の下で処々皮膚をすりむかれて、天幕に戻った。侍者に、膏でこすらせ、寝台に横わりながら、彼の少し血走った眼は心に休みない或る考えで光り、じっと天幕の天井に止まった。スーラーブには、どうしても、今日の相手が腑に落ちなかった。あれだけ勢い激しく打ち合って、びくともしない、あの年の戦士が、ルスタム以外にイランにはいるのだろうか。始めての挑戦に直応じて来たことや、乗馬、甲冑がまるで華々しくない灰色ずくめであったことなどを考えると、或は全く父ではないのかも知れない。
四十
考えに耽りながら躯をこすらせ、食物を食べ終ると、スーラーブは、侍者にフーマンを呼ばせた。フーマンは、昼間の合戦になかなか油断なく立ち廻った。彼は、寛衣にかえ、酒の色を顔に出して入って来た。