후리가나로 읽는 일본 고전
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ふるきミニエチュア
古き小画
宮本 百合子
宮本 百合子의 古き小画(ふるきミニエチュア)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,298자 · 140화면
それが、幸先よかるべき今朝、死んで見出されたとは何事だろう。これは、彼自身の身代りになったという風にとろうとすれば、とれないことはなかった。そう解釈した方がよいのだろう。けれども、スーラーブには、もう一つ昨夜から気になりきっていることがあった。それは、イラン軍に、父ルスタムが加わっているや否やということであった。
イランの全軍が、広い曠野の面で展開し、彼方此方に、天幕小屋を組立てて行く間、スーラーブは、幾度と知れずアフラシャブの附け人達を高地の端まで連れ出した。一つ新しい天幕が張られるごとに、ルスタムではないか、或はルスタムの隊らしいものは見当らないかと尋ねた。彼等は、形式一遍の答えをした。スーラーブが相手の顔をじっと見ずにいられない冷淡さ、底意でもあるらしい無頓着さが顕されたのであった。結局昨日は解らずしまいであった。彼等の腹を考えれば、今再びきいたところで正直に云ってはくれまい。スーラーブは、或る憎悪を感じて、平然と協議を凝している二人のツラン将を視た。彼が、鋭い眼を向けると、腰架に向い合っている彼等は眼の隅でちらりとそれを認め、傍から口を利かせまいため、一層熱心らしく胸をかがめて話しに打ち込む風をする。