일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면

아오조라 문고

笋と共にきおい出でむとする病者は、癒ゆべき日を眼前に控えているだけに、一句の底に明るい力が籠っているように思われる。

山ごしに顔は見えけり幟の画    峯雪

一目瞭然、説明するまでもない句であるが、幟の顔ということは、近頃の人にはちょっとわかりにくいかも知れぬ。子規居士が「定紋を染め鍾馗を画きたる幟は吾等のかすかなる記憶に残りて、今は最も俗なる鯉幟のみ風の空に飜りぬ」といって歎息したのは、已に四十余年の昔だから、今の東京に鯉幟が幅を利かしているのも、勿論やむをえぬ次第である。

この句の働きは「山ごしに」という上五字にある。大した山でないと同時に、そう遠距離でないことは、「顔は見えけり」という言葉から想像出来る。この顔は幟に画いた鐘馗か何かの顔である。「幟の画」とある以上、如何に鯉幟が天下を風靡したところで、鯉の顔と解釈される虞はなさそうに思うが、念のために蛇足的説明を加えることにした。

定紋の下に鬼かく幟かな    秋冬

などという句も、鯉にあらざる幟の様子を最もよく現している。とかくの説明にも及ばぬが、前の句の参老資料たるだけの価値は十分にあると思う。