후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
「十畳釣の蚊屋」というような、やや説明的な材料を活かすためには、時に「世は広し」の如き主観語を必要とする場合もあるのである。
作者はこの蚊帳について月の外に何も点じておらぬが、いくら十畳釣の蚊帳だからといって、中に大勢人が寝ているのでは面白くない。仮令一人と限定せぬまでも、「世は広し」と観ぜしむるだけの条件は具えていなければならぬ。蚊帳の広さ即世の広さだなどといって来ると、何だか少し理窟臭くなるけれども、作者がこの蚊帳の中に一の楽地を見出していることは事実である。この句を味うためには、どうしても蚊帳の中に楽寝をしている作者の姿を念頭に浮べる必要がある。
吹おろす風にたわむや蝉の声 如行
句の上に場所は現れておらぬが、先ず山がかったところと想像する。上からサーッと風が吹きおろすと、山の木が一斉に靡いて、鳴きしきっていた蝉の声が、一瞬吹き撓められるように感ぜられる、というのである。
この風は烈風とか、強風とかいう種類のものではないが、一山の木々が葉裏を見せて翻る程度の風でなければならぬ。蝉は風によって鳴声を弱めるわけではない。風声によって蝉声が減殺されるようになる。